生物学における爪
指の一番先端の指骨の関節の少し先辺りから生えており、爬虫類と鳥類ではそのほぼ全てが円錐状で鉤爪のように下に湾曲している。哺乳類では、その構造と役割から扁爪(平爪)・鉤爪・蹄の三種類に分けられる。人とサルにおいては平爪に進化し、物を掴んだり、操作する能力を獲得することになった。さらにまた、硬い爪のおかげで、物を識別する能力、挟む能力なども飛躍的に発達した。また、爪は、相手への攻撃や自分への防御に役に立つ。
爪は細菌、アレルゲンなどを移動、伝播させる。爪で掻くと掻痒感を和らげる一方、掻きすぎると、湿疹などの皮膚症状を悪化させることがある。これらは外側の硬い爪板(そうばん)と内側の柔らかい爪蹠(そうしょ、爪床とも)の二重構造になっている。扁爪は指先にある指趾骨を覆わず爪蹠は先端部に残しているだけである。鉤爪は指趾骨の前半分を覆うような構造になっており、前後左右が厚みを帯びたまま湾曲して先端は尖っている。蹄は爪板と爪蹠で指趾骨を円筒状に完全に覆い尽くしている。
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外の部分に露出している部分を「爪甲」(そうこう)、皮膚に隠れている部分を「爪根」(そうこん)という。常に指先へ先へと成長し、押し上げられている。指先の先端部分では、爪甲はその下部の爪床と剥離し、指先から爪が突出する。